宮崎市『B.M.B BREWERY(ビーエムビー ブルワリー)』斬新でワクワクするクラフトビール


宮崎駅から徒歩12分ほど、若草通にあるビアバー『Beer Market BASE』は、自社ブルワリー『B.M.B BREWERY(ビーエムビー ブルワリー)』で醸造したクラフトビールを楽しめる場所です。
宮崎を訪れたらぜひ足を運んでほしい、Beer Market BASE。そして、宮崎のお土産やギフトにもぴったりなB.M.B BREWERYの魅力についてもご紹介します。
- 斬新でワクワクするクラフトビールを味わってみたい
- 宮崎らしいグルメスポットに立ち寄ってみたい
- 宮崎ならではのお土産やギフトを探している
ビアバー『Beer Market BASE』のおすすめポイント

私が初めてBeer Market BASEを訪れたのは、知人に連れられてのこと。
「ビールの苦みがあまり得意じゃないけど大丈夫かな?」と少し不安もあったけれど、それを吹き飛ばす美味しさで、“県外の方のおもてなし”にも使いたいお店になりました。
若い人から年配の方まで、幅広い世代が0次会から〆の一杯まで、それぞれのタイミングで訪れるお店。いつもビールと会話を楽しむ人たちでにぎわっています。
これぞクラフトビール!斬新でワクワクする味に出会える

Beer Market BASEでは、自社ブルワリーで醸造したクラフトビールを中心に、常時10種類以上、最大16種類のタップを提供。

ラインナップは随時入れ替わるので、訪れるたびに新しい味に出会えるのも楽しみのひとつです。
B.M.B BREWERYの原点にして定番の『Grim Reaper(グリムリーパー)』はいつもあるので、“はじめの一杯”にもぴったり。

「死神」を意味するこのビールの名前は、B.M.B Breweryの象徴でもあり、「誰でもドクロになれば同じ顔。国も文化も関係なく、世界中のお酒を飲む人に一度は飲んでほしい」という想いが込められています。
柑橘系のフレッシュな香り、ペールエールらしい軽やかさ、ほんのり心地いい苦み。気取らず、ゆるく楽しめる一杯です。
「ビールの苦みがちょっと苦手…」という人には、甘さと酸味を楽しめるスムージーサワーもおすすめ!

苺やキウイなど果物を使ったものが多く、ジュースのようにゴクゴク飲めます。
健康志向の方には、にんじん、りんご、オレンジ、レモンをブレンドした「ベジタブルサワー」なんてものもあります(※常時提供ではありません)。

にんじんの繊維がまるまる入っていて、ツブツブ感もしっかり。まるで作りたての野菜ジュースを飲んでいるかのようでした。…健康といっても、アルコールなんですけどね(笑)
何を飲もうか迷ったときには、3種の飲み比べセットがおすすめです!

おつまみまで、しっかり美味しい
おつまみは150円からと、リーズナブル。私が必ず頼むのは、牡蠣のオイル漬け。

牡蠣の旨みがぎゅっと詰まっていて、牡蠣好きにはたまらない味わいです!
そのほか霧島和牛のビーフジャーキーやコロッケ、日南地頭鶏のソーセージなど、宮崎の食材を使ったメニューも揃っています。

宮崎のお土産やギフトにおすすめ「缶ビール」
手軽に楽しめる缶タイプは、大きくわけて2種類。
個性的なデザインの缶は、クラフトビール好きに向けて作られたもので、公式サイトの通販でも購入できます。

一方、漢字やカタカナを使った爽やかなデザインの缶は、日向夏やマンゴーなど地元の素材を使用。ビールが苦手な人にも飲みやすく仕上がっています。
こちらは通販では購入できず、宮崎ゆかりのスーパーや観光地などで販売されているので、見かけたらぜひチェックを◎

B.M.B BREWERYの缶ビールは、ビール好きの人へのお土産やギフトにも、ぴったりです。
クラフトビール醸造所『B.M.B BREWERY』の誕生と成長
2018年に誕生したクラフトビール醸造所、B.M.B BREWERY。
1軒のビアバーからはじまった挑戦は、仲間との出会い、クラウドファンディングによる支援、そして新たな醸造所の誕生へ──。
ここでは、その歩みをご紹介します。
2012年|ビアバー『Beer Market BASE』のスタート
宮崎市・上野町にビアバーBeer Market BASEがオープン。
オーナーの松田温郎さん(以下、あつろーさん)が「こんなお店があったら面白そう」と、好奇心からはじめたお店でした。
やがて、宮崎を代表するブルワリー『ひでじビール』の永野社長との出会いをきっかけに、「いつか自分たちでビールを造りたい」という想いが芽生えます。
そこから、少しずつ夢への歩みが始まりました。
2015年|“僕らのビールを造ろうプロジェクト”始動
「ビールをつくらせてほしい」と永野さんに相談したところ、醸造費用として100万円が条件でした。
そこで始めたのが、“僕らのビールを造ろうプロジェクト”です。
お店を訪れるお客様と一緒に、アイディアやネーミングを出し合いながら出資者を募り、目標額100万円を見事に達成。
完成したビール『BADASS IPL』は、約30店舗で全国同時開栓しました。
“本気になれば、夢はカタチになる”──そんな実感を得られた、B.M.Bの原点ともいえるプロジェクトになりました。
2018年|醸造長との出会いと『B.M.B BREWERY』の立ち上げ
それから2年後となる2018年。
現在醸造長を務めている里 真彰(さと まさあき)さんが仲間に加わったことにより、宮崎市神宮にクラフトビール醸造所、B.M.B BREWERYを立ち上げることになりました。
「宮崎の素材を活かしたローカルなクラフトビールを日本中に発信したい!!」
そんな想いを込めて挑戦したクラウドファンディングでは、これまでずっと夢見てきた“ビール醸造所”に加えて、「直売所」「パブ」を併設した空間づくりも構想に盛り込まれました。
目標金額400万円に対して、5,285,000円を達成。
そしてついに、念願だった“自分たちの醸造所”での、初仕込み・初出荷が実現します。
2020年|『Beer Market BASE』若草通への移転と人気の拡大
2020年7月、ビアバーBeer Market BASEは、現在の若草通へ移転。
醸造所では、地元の農産品を使ったクラフトビールの開発にも力を入れ、県内外の飲食店やスーパーへの卸売が増加。生産が追いつかなくなるほどの人気を集めました。
2022〜2024年|缶ビール製造に向けた次なる挑戦
2022年、流通力と販売力の強化を目指して、新工場建設と缶充填機導入のためのクラウドファンディングに挑戦。
「B.M.B Brewery のビールをおウチでも!缶充填機導入プロジェクト! 」では、1,000万円という高い目標を超える10,788,055円を達成しました。
そして2024年、宮崎市清武町に工場を移転・拡大し、生産量は約10倍に。

常識にとらわれず、斬新でワクワクするビールを次々と生み出しています。

応援したくなるクラフトビールを、宮崎から世界へ
「ビアバーだけのとき、最初は見た目の印象だけで“ほんとにやれるの?”って思って。でも話をすると、想いも姿勢もすごく真面目で…応援したくなったんだよね」
「クラファンを成功させて、醸造所も移転して。どんどん大きくなってるんだもんなぁ…すごいわ」
──お客さんが語る嬉しそうな声が、あつろーさんの人柄と歩みの確かさを物語っています。
はじめは1軒のバーから始まった挑戦は、いまや県外にも流通を広げ、クラフトビール好きのあいだでも注目の存在に。
宮崎から全国へ、そして次は世界へ。
“ワクワク”が詰まった一杯とともに、B.M.B BREWERYの挑戦は、これからも続いていきます。
『Beer Market BASE』|営業時間・駐車場の詳細情報
住所 | 〒880-0805 宮崎県宮崎市橘通東3丁目4−31 クラフトビル 1F(Google Map/口コミ) |
営業時間 | 17:00〜0:00 |
定休日 | 月曜日 |
駐車場 | なし |
Web情報 | ・Beer Market BASE Instagram ・B.M.B Brewery Instagram ・B.M.B Brewery 公式サイト |