日本遺産「南国宮崎の古墳景観」を巡ってみよう

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宮崎平野には数多くの古墳が残されていて、古墳のある景観を楽しめます。姿形が失われることなく今もなお残されている多様な形、古墳にまつわるストーリー、神話や伝説。

その素晴らしさから平成30年、宮崎県で初めて日本遺産に認定されました。宮崎の古墳群を巡って、違いを楽しんでみましょう!

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目次

「日本遺産」南国宮崎の古墳景観

西都原古墳群(西都市)|5世紀

西都原古墳群は、東西2.6㎞・南北4.2㎞の範囲に300基以上が分布し、全国最大級の規模を誇る大古墳群。

「鬼の窟古墳(おにのいわやこふん)」は、全国的にも珍しい土塁(外堤)を廻らす特異な形状をしていて、中に入っての見学が可能です。

宮崎県観光協会

男狭穂塚(おさほづか)と女狭穂塚(めさほづか)は陵墓参考地として、宮内庁により管理されています。天皇家の御陵墓としてそのため、特別参拝日以外は立ち入りできません。

男狭穂塚はニニギノミコト、女狭穂塚はコノハナサクヤヒメの御陵であると伝えられています。

宮崎県観光協会

西都原古墳群では、春は桜と菜の花・夏のヒマワリ・秋のコスモスと四季折々の花々を楽しめ、年間約 80~90 万人の観光客が訪れる観光地でもあります。

ぜひあわせて訪れてほしいのが、入館料無料の「宮崎県立西都原考古博物館」。全国でも珍しい、展示物に“触れられる”考古博物館です。

西都原考古博物館

館内では地下式横穴墓の模型が展示されていて、上から覗くような形で見学できます。

展示物のなかには、人の姿が浮かび上がり一瞬ギョッとするような仕掛けがあったり、無料とは思えないほどのクオリティ。

時空を超え、古代に想いをはせることができるような言葉とともに展示されているのも面白いです。

西都市の情報サイト「西都ゆるなび」にて、西都原考古博物館の体験レポートがあるのでぜひ参考にしてみてください。

西都市には数多くの神話と伝説の地、そして祭事が残されているので、巡るのも楽しい地です。

特におすすめしたいのが、神話の魅力を楽しめる炎の祭典「西都古墳まつり」。機会があれば、ぜひ!

住所宮崎県西都市三宅5670(Google MAP /口コミ

生目古墳群(宮崎市跡江)|4世紀〜6世紀

古墳時代前期では九州地方最大の古墳群とされている生目古墳群。

5号墳では古墳の墳丘の表面に敷きつめた石「葺石(ふきいし)」があり、当時の姿を復元していて、太古の歴史に想いを馳せることができる場所です。

生目の杜遊古館が併設されていて、生目古墳群を学び、勾玉作りやはにわ作り等の古代文化を体験できます。

宮崎県観光協会
住所宮崎県宮崎市跡江(Google MAP /口コミ

持田古墳群(高鍋町)|5〜6世紀

前方後円墳10基、円墳75基からなる古墳群。昭和初期には深刻な盗掘に見舞われました。

昭和8年(1933年)精米所を営んでいた岩岡保吉氏が、持田古墳群の霊を慰めるためにお堂を建て開山。大分県から石工仏師を招いて彫刻技術を学び、四国巡礼八十八体の石仏を刻みました。

その後も自身で彫り続けた700体以上の石像が並んでいます。1体1体の表情が個性的で、思わず笑顔になっちゃう楽しさがありました。

なかには水戸黄門像もあるなどユーモア溢れる個性的な像を、古墳群といっしょに楽しみましょう。

住所宮崎県児湯郡高鍋町(Google MAP /口コミ

新田原古墳群|6世紀

新田原古墳群は、大小207基の古墳で構成された国指定史跡です。

代表となる百足塚古墳(むかでづかこふん)は、田畑のなかにあり、全貌が見渡せる前方後円墳です。

古墳の周囲を歩け、徒歩15分ぐらい。周辺には牛舎もあったり、のどかな風景が広がります。

古墳の周りにはレプリカもあって、写真映えします!

宮崎県観光協会

2023年にはライトアップのイベントもあり、より神秘的な雰囲気を楽しめました。

住所宮崎県児湯郡新富町新田(Google MAP /口コミ

蓮ヶ池横穴群(宮崎市芳士)|6〜7世紀

蓮ヶ池横穴群(はすがいけよこあなぐん)の横穴墓(家族の墓)は、前方後円墳と並ぶ日本固有の墳墓です。

古墳時代の後期~終末期(6~7世紀)にかけて約80基が山の斜面に掘られています。

これも古墳?と調べたところ、古墳時代の後期~終末期(6~7世紀)になると前方後円墳が造られなくなり、変わって小規模な横穴墓が各地で盛んに築造されたのだそう。群集する古墳は、古墳時代の終末期。

駐車場から見える「みやざき歴史文化館」は、宮崎市跡江の生目の杜遊古館と統合されたことで、2020年3月末で閉館となっています。

そのためか2024年2月に訪れたところあまり整備はされていなく、訪れる人も少なくひっそりとしていて、通れない道もありました。

ただ、横穴を見て周るだけでも歴史を感じることができます。

13号横穴の手前の説明看板では…「土器の出土状態を再現し、人骨を配置して埋葬後の状態を想像復元」?!?!

もしかして、この穴?恐る恐る覗いてみると…ひゃぁああああ!手入れされていないだけに、リアルな雰囲気を堪能できました。

中の写真は自粛

「石塔(せきとう)のはらっぱ」という市内各地から移設された約300基の石塔・石像もあるので、明るい時間に訪れるのがおすすめです。

住所宮崎県宮崎市芳士字岩永迫2203-3(Google MAP /口コミ

古墳群を巡って宮崎の魅力を再発見

宮崎の古墳群を巡ると、日本遺産に登録されたのも納得の魅力を感じるはず。ぜひ散策がてら、自分の目で確かめてみてくださいね。

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この記事を書いた人・監修者

このブログの運営者です。興味のおもむくまま、気分転換として地域系・お仕事系・美容系のブログを運用中。

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