宮崎市『青島神社』パワースポットをより楽しむための基礎知識
陸地と島を結ぶ弥生橋を渡って参拝することができる青島神社は、青島駅から徒歩13分ほどの場所にあります。
南国情緒溢れるロケーションも最高なので、宮崎を訪れたら一度は訪れて欲しい観光スポットです。
青島神社を訪れる前に知っておくとより楽しめる、青島神社にまつわる神話やみどころなどをご紹介します。
青島神社のみどころ・スポット
青島神社は、全てをあげきれないほど見どころがたくさん!
多種多様なお守りやおみくじも揃い、楽しめる場所です。
ハートのモチーフ
青島神社は「縁結びのご利益がある」ということもあり、さまざまなところでハートのモチーフを見ることができます。
ハートを見つけて、ご利益をUPさせましょう!
祈りの古道
元宮への参道となる、祈りの絵馬で囲まれた『祈りの古道』。霊木ビロウ樹に囲まれて、神秘的な雰囲気です。
国指定特別天然記念物|青島の亜熱帯性植物群落
この地域は、黒潮が金塊を流れ、温暖な気候で雨量の多いところです。
引用:青島の看板
青島には、そうした気象条件のもとに多くの亜熱帯性色ぶっつが繁茂しており、その代表植物であるビロウの成木は約5,000本あり、最高樹齢は350年と推定されております。
元宮(もとみや)
『祈りの古道』を抜けた目の前には、元宮があります。元宮が鎮座する位置は、ちょうど青島の中心。
現在でも参詣が絶えることはありません。
青島神社を訪れたら、元宮まで参拝するのがおすすめです。
天の平瓮投げ(あめのひらかなげ)
平瓮(ひらか)と呼ばれる土器の皿を奉じることで、吉凶を占います。
願いごとを小声で唱えながら、磐堺(いわさか)に平瓮(ひらか)が納まれば心願成就。
平瓮が割れれば、開運厄除になります。
天の平瓮投げ作法
一、磐堺(いわさか)に二礼
一、平瓮(ひらか)に小声で願い事を唱ふ
一、磐堺に向け平瓮を投ず
青島神社 掲示物より
産霊紙縒(むすびこより)
古来より日本では、紐には不思議な力が秘められているとされてきました。
祈願の際には願いが解けないように、しっかりと紙縒を結ぶようにしましょう。
- 紫色:心身健全(病気平癒・厄除)
- 碧色:生業成就(学業・勝利・仕事)
- 黄色:商売繁盛(金運・幸運・除災招福)
- 桃色:良縁(縁結・子授・安産・夫婦円満)
- 白色:心願成就(その他の叶えたいお願い事)
真砂(まさご)の貝文
青島は貝殻が堆積してできた島で、別名「真砂島」といいます。
青島では貝の中でも特に「タカラガイ」が真砂と呼ばれ大切にされてきていることから、願いをこめて真砂貝をお供えします。
タカラガイは巻貝の総称で、丸みを帯びて光沢がある、陶磁器のような質感の貝。
浜辺にて真砂を探してから、青島神社を訪れるのがおすすめです。
期間限定のスピリチュアル体験
青島神社では、期間限定で神秘的な体験をすることができます。自然現象なので体験できるかどうかはタイミング次第。
どういう現象か理解しておくと、訪れた時に気づけるはず。
12月初旬〜1月初旬|『彦の宮入』
12月初旬〜1月初旬まで神門から見える海が眩しい金色に光り輝く現象
引用:青島神社Instagram
5月末〜6月上旬|『(山幸)彦のつり糸』
昔から『(山幸)彦のつり糸』と呼ばれ大神様の力を全身で受ける事が出来ます。
五月末から六月上旬の十日前後のみ見られる非常に不思議な現象です。
この神秘的な大神様の力をいただかれ残りの半年を健康で幸福にお過ごし下さい。
青島神社:掲示物より
『彦のつり糸』は写真には写りづらいほどの、無数の透明の糸。
どういったものなのか見える形で残さないままのほうが、神秘的で良いのかもしれませんね。
5月初旬|『豊玉の涙』
五月初旬 太陽の光がふりそそぎひとときにしか聞けない奇跡
豊玉の涙とは、彦火火出見之命を思い会えぬつらさに涙した事に由来する
青島神社:掲示物より
『豊玉の涙』は雨が降っていなくても聞こえてくる、シトシトという音です。
青島神社について|御祭神・神話など
青島は元々は霊地として一般の人は入島できない島で、元文二年(1737年)に一般の参拝者も入島できるようになりました。
昔から聖域とされていたため、自然のままに残り天然記念物に指定された『(俗称)鬼の洗濯板』と『亜熱帯性植物群落』に囲まれています。
- 天津日高彦火々出見命(ひこほほでみのみこと)
- 豊玉姫命(とよたまひめのみこと)
- 塩筒大神(しおづつのおおかみ)
彦火々出見命が、海幸・山幸神話の山幸彦(山の神)です。
山幸彦は兄の海幸彦が宝としていた釣り針を借りて釣りをしたところ魚にとられてしまい、綿津見大神(海の神)の宮を訪ねたことから、綿津見大神の娘である豊玉姫と出逢い結ばれることになりました。
青島神社はこの二神を祀ることから、「縁結び」「夫婦円満」にご利益があるとされています。
三年の間楽しく暮らした後、山幸彦が帰ってきた際には、村人が衣類をまとう暇もなく裸の姿で海に飛び込んで迎えました。
この故事にちなんで青島では、ふんどし姿の男性とじゅばん姿の女性が真冬の海で身を清める「裸まいり」というお祭りが行われています。
青島神社の公式サイトにて日向神話について詳しく紹介してあるので、一度読んでから訪れるのも良いかもしれません。
神話を知ると、ますます宮崎の観光が楽しくなるはず。
こちらの本、読みやすくてコラムや関連地域の情報もあっておすすめです。
ちなみに鵜戸神宮(うどじんぐう)は、豊玉姫が出産したと伝えられる場所で、二人の間に生まれた子ども(神様)が初代神武天皇の父になりました。
青島神社周辺はおさんぽにもぴったり
青島神社の参道手前にある青島ビーチパークは、通年営業となりました。
青島周辺にはオシャレな飲食店も次々とOPENしていて、おさんぽをしたり、海を眺めながら過ごすのにもぴったり。
青島神社を囲っている『鬼の洗濯板』の成り立ちも知っておくと、より青島を楽しめるはずです。